畳の使い方

畳の部屋全面に、敷物(ゴザ・カーペット・じゅうたん等)を敷いているケースに出会います。様々な理由で敷かれています。でもチョッと待って下さい。畳の材料(い草・わら)は天然素材です。呼吸をしているんですね。湿度調整をしています。他に、空気中の有害物質・二酸化窒素を吸着してくれています。畳の部屋前面に敷物を敷くという事は、その呼吸を遮断してしまう事になるんですね。天然素材は呼吸が出来なくなると、土に還ろうとします。また全面敷きにすると、敷物をめくって掃除をする事が面倒になり、ゴミ・ホコリ・湿気等がどんどん溜まってしまいます。カビや害虫等が居心地のいい環境を自ら作ってしまう事になるんですね。もし、どうしても敷物を敷く必要が出てきた場合はには、部分敷きをお勧めします。呼吸が維持できますし、お掃除もしやすいです。例えばコタツ周りとか、ストーブの下とか、出入り口とか、日当たりの多い所とか・・・。部分敷きなら、逆に畳を長持ちさせる事になるんですね!

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