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冬場の畳の使い方

今稿では冬場の間、賢い畳の使い方についてお知らせします!
冬場は様々な暖房器具を使われると思います。そこで気をつけて欲しいのは畳の上に直に置く暖房器具なんです。反射型石油ストーブ・ファンヒーター式ストーブ等が挙げられます。温風が畳に噴出していますし、暖房器具自体も熱を帯びています。天然い草にとって好ましい含有水分率は12~13%と言われていますので、長時間熱を帯びていると乾燥して行きます。恐らく熱の当たる部分は0%まで下がってしまうでしょうね。そうなるとい草の表皮がもろくなってしまうんですね。チョッとした擦れで表皮が剝けやすくなり、毎年の冬、同じ状態が何年も続くと畳の傷みを早める原因にもなってしまいます。
そこでアドバイス!畳の上に直に暖房器具を置く場合、暖房器具の下と周辺に燃え難い敷物を敷く事をお勧めします。断熱性能を併せ持つ敷物ならよりベストでしょうね。畳のお部屋全面に敷いてしまう事はかえって畳を傷めてしまうのでお勧め出来ませんが、賢い【部分敷き】は畳の寿命を延ばせる事があるんですね。

それからもう一つがコタツです。
畳が傷む場所No1なんですね!コタツの周りが傷むのは毎日の出入りは勿論ですが、冬場のコタツからの熱も見逃せない原因の一つなんです。コタツ掛け布団の内側の畳はコタツとほぼ同じ温度の熱を帯びています。い草の含有水分率は0%へ向かいます。表皮がもろくなっているその上でコタツへの出入りが重なって来ているんですね。冬場にはコタツの周りにも敷物を敷かれる事をお勧めします。

部分敷きは少しでも長くキレイに畳と暮らして頂く為のアドバイスです。春が来たら敷物を外して風通しをして、畳に深呼吸させて上げて下さいね!