徒弟制度

徒弟制度と言われても、何の事なのか判らない方も多いと思います。私の年代辺りが境目かも知れませんね。畳屋の徒弟制度とは、畳の技術・知識・経験の無い者が一人前の畳職人となるまでの育成システムの事です。
現在は昔ながらの徒弟制度を、そのまま継承している所は皆無となりました。待遇面等が現代社会には適応出来なくなりましたから。でもそこを除いては、職人を育て上げるシステムは合理的で、現代にも役立つ部分は多いと思っています。
このblogの場を借りまして、私が畳屋に生まれ、憧れの畳職人となり、自分の店を構える現在までの実体験を綴ることで、少しでも皆様のお役に立てれば幸いと思っています。

※ひと口に徒弟制度と申しましても、職種や店毎で多種多様です。この項で書かれている内容はあくまで、弟子入り先での私個人の経験であり徒弟制度そのものを定義づけするものではありません。いろいろな徒弟制度の仕組みがあります。また弟子入り先への深い深い感謝と敬意が大前提にあります事を、ここに記させていただきます。

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