梅雨から夏は畳が頑張る季節なんですね!Vol 6

畳のベイクアウト(加熱乾燥)実験結果(トルエン)のグラフです。
ベイクアウトする事で吸着した化学物質を放湿して、再び畳の化学物質吸着能力が回復する事を表していますね!でも、畳の化学物質吸着機能にもおのずと限界があります。畳は取り外しが出来る・張替えが出来る唯一の床材・建築部材ですから定期的に畳替えをする事で、快適で安心な住環境を維持する事が出来るんですね!畳が発祥した1300年前には、既に畳は張替えをする事を前提にその作り方が確立されていました。先人はその時代すでに、畳の機能を知っていたのかも知れません。畳にもロマンがありますね!
 以上、畳を科学的見地から機能分析した結果、室内の【湿度調整】【有害物質吸着】って言う優れた機能を発揮している事が明らかになりました。住む人の知らない所で、住む人の健康・快適のために、ず~っと頑張ってくれているんですね!

≪畳床乾燥殺菌処理機≫

二代目の畳床乾燥機です。室温85℃~90℃(畳床芯温50℃)で約2時間乾燥します。
現在は畳屋だけにとどまらず、全国の医療機関・宿泊施設等でも、ベッドやお布団の乾燥殺菌に使われるようになっています。
※畳床芯温50℃は害虫の卵までが死滅する温度です。
扉を開け、畳を乾燥室に入れます。一度に12畳まで乾燥できます。お布団の乾燥殺菌も出来るんですね!

畳床乾燥機の心臓部です。

畳床乾燥機の頭脳、制御盤です。温度・時間・熱交換を設定します。1分間に1℃の上昇ペースで優しくゆっくりと加熱しますから、畳本体に負荷を掛けないんですね!

バーナー。私と同じくらいの、熱つ~いハートです(笑)。

畳床の芯温を感知するセンサーです。

畳床に深く差し込みます。畳床乾燥では、芯温が要となります。

熱交換口(ダンパー)です。単に密閉された室内の温度を上昇させるだけでは乾燥機室の空気が汚れます。汚れた空気と新しい空気を常に交換して薬剤に頼らず、常時新鮮な加熱空気で温風乾燥殺菌する熱交換方式を採用しています。

外部から見たダンパー部分です。

これが畳床乾燥殺菌処理機のすべてです。

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